5割以上の女性が「自分は敏感肌」と思っているなどというアンケー卜結果がよく雑誌などにのっていますが、敏感肌が増えている背景には、強力なメイクに対抗した強力なクレンジングの登場があるように思います。
強いクレンジングで肌が痛むと敏感なように感じてしまうのですが、これは本当の意味での敏感肌ではなく、言うならばクレンジングが合わないことによる肌荒れです。
なぜこのようなことが起こるのでしょう。クレンジングが肌に合っていないことに、なぜ女性たちは気づかないのでしょう。化粧品が合わない、つまり化粧かぶれを起こす場合、つけた翌日に症状が現れると多くの人が思っています。実際に化粧水、ファンデーション、日焼け止めなど、もし合わなければ塗った次の日、早い場合は数時間以内にかゆみや赤みなどの症状が出ることが多いのです。
しかしクレンジングは、ちょっとご事情が違います。クレンジングは流してしまうもののため、成分の大半は肌に吸収されません。よって、クレンジングの何かの成分に反応して肌がかぶれるということはまれです。クレンジングによる肌荒れの多くは洗浄力が強すぎることによるものです。肌の中の貴重なセラミドをクレンジングが少しずつ溶かして奪っていくのです。
セラミドは毎日肌の奥で作られていきます。日々作り出される量よりも失われる量が多ければ、セラミドは次第に減っていき、数週間から長い場合は数ヶ月かけて乾燥肌になっていきます。量近、肌が乾燥して荒れると思っても、それが数ヶ月も前から使っているクレンジングのせいだとは気づかない人が多いので、そのまま使い続けて乾燥を悪化させてしまいます。
乾燥すると肌は敏感になりますから、慢性的に乾燥が続くと「私は敏感肌」と思うようになってしまうのです。しかし実際にはそれは敏感肌ではなくクレンジングが強すぎるだけなので、クレンジングをかえると肌は正常に戻ります。自分は敏感肌だと思っている人は、今一度、クレンジングを見直してみてください。
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